びまん性脱毛症とは?
びまんとは一面に広がるという意味で、その名のとおり、頭部全体に薄毛の状態が見られる状態をびまん性脱毛症といいます。
女性に見られる薄毛の症状で、毛髪自体が細くなったり、全体的に抜け毛が起こったりすりため、髪がぺたんとつぶれボリュームがなくなります。
びまん性脱毛症は、別名『女子男性型脱毛症』とも呼ばれ、男性型脱毛症(AGA)の女性版とも言われます。
AGAの原因のひとつは男性ホルモン『ジヒドロテストステロン(DHT)』と言われ、びまん性脱毛症もDHTを要因としたケースもありますが、AGAの原因のほとんどがDHTであるのに対し、びまん性脱毛症の場合、原因が多岐に渡っているのが特徴です。
びまん性脱毛症は女性特有の脱毛症であるため、その原因も女性特有のものが多く見られます。
冷え性
女性に多い冷え性ですが、これは体内の血液循環が悪くなっていると起こる症状です。
薄毛の原因は血行不良に端を発しているものが多くあります。
毛髪を作っている毛母細胞は、毛根にある毛乳頭から栄養をもらって活性化していますが、血行が悪くなると毛乳頭が血中から栄養分を取り込めなくなるため、発毛力が落ちてしまいます。
発毛力が落ちた毛根からは、すぐ抜けてしまうような弱々しい毛しか生えてこなくなり、薄毛の原因になります。
過激なダイエット
断食や過度の節食、同じ食材ばかり食べるといった無理なダイエットは栄養不足を起こします。
栄養分は身体の各所で使用されますが、栄養分の配分には優先順位があり、直接生命にかかわりのない毛髪は最後に配分されるようになっています。
そのため、栄養不足の被害を最も大きく、そして早く受ける部位であるため、栄養不足は薄毛の原因となるのです。
パーマやカラーリングの濫用
パーマやカラーリングを髪に施している女性はとても多いですが、パーマやカラーリングに使用する薬剤は刺激が強く頭皮にかかるとダメージのもととなります。
特に肌が弱くなくても、これら薬剤を短期間に頻繁に使用すると、ダメージガ蓄積されていって炎症などの頭皮トラブルを起こすようになります。
炎症は頭皮だけでなく毛根にも及ぶため、毛髪形勢力に影響を与え抜け毛となる原因となります。
出産
出産後、しばらくしてから突然髪がごっそりと抜け出し、薄毛になることがあります。
これは妊娠中の女性ホルモンの働きが、髪の寿命を一時的に延ばしていたことによる脱毛なので、通常は心配いらないものですが、慣れない育児や睡眠不足などの要因が重なると、薄毛の症状が改善しない場合があります。
軽口避妊薬(ピル)
ピルを一定期間服用し、その後中止すると一時的に薄毛になるケースがあります。
ピルは擬似的な妊娠を起こすクスリであるため、ピルによる薄毛症状は出産後の脱毛と同じメカニズムであり、こちらもしばらくすれば回復しますが、やはりストレスや食生活の乱れなどが重なると、そのまま薄毛の状態が続いたりします。
びまん性脱毛症の治療法
DHTが原因と思われるびまん性脱毛症んは、女性用育毛剤の使用などが効果的ですが、その他の場合は日常生活の改善を図ることで改善することができます。
まず規則正しい生活を送るよう心がけ、体調を整えることが大事です。
特に出産後やピル服用による薄毛は本来自然治療するものなので、他の要因が重なれなけれ薄毛の状態が続くことはありません。
また、過度なダイエットやヘアケアは、それぞれのリスクに気付きさえすればすぐにでも改良できるものです。
びんまん性脱毛症の場合、まずは日常生活を見直すことから始め、それでも改善がみられなかった時は育毛剤の使用や医療機関の受診などを検討してみると良いでしょう。
